蝉ドラマ続き

8月に入ったというのに、照りつける暑さでもなく涼しいくらい。
もう!気分が出ないじゃん!!夏はヤッパリウゲェェェって
くらいに暑くなくっちゃねっ!(←勝手)


そういえば子供のころは8月になるとなんか夏休みのカウントダウンみたいな気分で
ブルーになっていたような気がする。今と変わらずせっかちだったのね。


昨日書ききれなかったけど、あのセミ・・・実は生きていたのです。
夜になって旦那さんに
「ほらねほらねぇぇぇ」とゴミ箱の中を見せているときに、ピクリと前足が動いたような・・・。
そんなばかな?と思いながら目を凝らすと、やっぱり動いてる!!!!



まじでぇぇぇ???イナバウアーのように仰け反る。
散々石鹸水を飲ませれ、風呂水やらですすがれ、極め付けに脱水までされた蝉。
が発見から半日以上も経っているにもかかわらず、最後の力を振り絞って動いている。
これは見過ごすわけには行くまい。
パンツ姿の旦那さんに涙目で訴える。
「少しの間でもいいから外に出してあげてぇぇぇ」
うえぇぇぇん、うえぇぇぇんと。。。

7年もの間、地中でいつか外に出られる日を夢見ていた蝉が、何の因果か洗濯層の中で
孵化したとあっては、あまりにも切な過ぎる。
そうそう、謎が解けたのだ。
あの蝉は先輩が子供に持って帰るはずだったもので、車の中にビニールに入れておいたのに
うちに帰るともぬけの殻だったという。助手席に乗っていた旦那さんの服によじ登っていたのを
彼は気づくことなく洗濯機の中に放り込んだと思われる。
そして外から帰ってきただんなさんもどこかうれしそうに
びわの木に乗せてきたよ。きっと大丈夫だよ」と。
これもまた根拠のないコメントだが私もうれしかった。
でもあの力じゃ朝には屍骸となってアリンコにやられているかもしれない。


今朝、またいつものように朝食を摂っているときにベランダに『ジジジジッ』と弱りかけた蝉がやってきた。
昨日の事もあるので、彼にはベランダから外に出してもらいまたいつものように送り出した。
彼も気になっていたらしく木の周りを見てあの蝉がいないことを確認し私に伝えて
出勤していった。
そうか・・・飛んでったのかな?
それともさっきのヨタヨタしてた蝉がヤツで挨拶していったのかしら?

なんて、うまく出来すぎだよね。