妖怪大戦争どころじゃなく

今朝どうしても理解できないことがあった。
去年の夏も似たようなことが起きた。あの時も納得はしていないものの
あまり気にしないようにしていた。

なぜだ。


今朝もいつものように起き、
いつものように顔を洗い、
いつものように洗濯機を回した。。


そしていつものように朝ごはんを食べ、
いつものように旦那さんを見送り、
いつものようにニュースを見、いつものように洗濯物を干していた。


『カラン』
とバスタオルの間から何かが落ちた。

「あらあら・・・」
とそのときはなにを勘違いしてか、ヤッパリ夏だなぁ、などとのんきに干していた。
落ちたものは、蝉の抜け殻。
そう、そのときは何かを勘違いしていた。
干してあった洗濯物についていたならさほど気にすることもないのだが
洗ったばかりの洗濯物についていてはいけないということが気づかなかった。

横目でワイドショーを見ながら作業を続け、もう一度残りの選択物を取りにいく。


そして、そのとき私の目に映ったものは・・・


洗濯槽の中で旦那さんの片方の靴下とともに横たわる一匹の蝉
『セ・・・ミ???』


当然動くわけもなく、でも何所にも外傷らしいもの見当たらず、
ただそこには存在し得ない場所にそう大きくない蝉が一匹死んでいる。


恐る恐るティッシュでつかみ取り出す。
あまり凝視したくはないのだがその屍に目を落とす。。。
羽はまだ開いてはいないようにも見える。


いったい何故?
洗濯機のなかで蝉が孵化するのか?(孵化じゃないか?)


そうだよ、さっきの抜け殻もこいつのだし。でもいったいどうやって
この中に入ったのだろうか?
旦那の作業服についていた?そんなはずはない。
排水溝から上がってきたのか?でもうち2階だし。。。
ええええ〜????
いくら考えても納得できる答えが見当たらない。

そうだ、去年も・・・。
朝起きて顔を洗っているときに、なんか後ろのほうに何かの気配を感じ
振り向いたとき、壁の隅に黒い物体がいた。
一瞬『ゴキブリッ!?』ってひるんだんだけどそこにいたのは蝉だった。


ただじっと息を凝らしている様に張り付いていた。


私の叫び声とともに飛び起きた旦那さんに外に逃がしてもらったんだ。
どうしてなんだろう?うちの洗面所は何とつながっているのか??
これは毎年続くのか?
今年はこの一回で終わるのか?
なんだか夏の怪談話よりも不気味なんだけど。。。