ココロのピーリング

何年かぶりに川崎に住む男友達と会う。
専門学校時代の同級生で、何故かいまだに切れずに細々と
つき合いが続いている。男友達なんてそんなもん?
近々結婚するとかで(やっと)その彼女との人生設計の
一部で保険諸々の相談に乗って欲しいとか何とか。←(私、保険代理店)


若かりし時の自分を良く知る人間に会うのは、照れくさい。
どんなに取り繕っていても一枚づつ何かを剥がされるような
感覚になる。その分、剥がれ終わるととてつもなく楽な気分にもなるけど。


一級建築士を目指し続けている彼は(十年くらい経つけど・・・)
今はアルバイトしながら夢に向かっているらしい。向かってるのか?
ほんとに。
がむしゃらにならないところが彼らしいんだけど・・・。


「お前もこっちの世界に戻って来いよ」


そうね・・・、一度は目指していた世界だけど・・・。


「しかし、お前が結婚できるとはなぁ」
はい、世の中には物好きがいるんですよ。
しかしいいもんだ、不器用ながらも一生懸命生きていた自分を
思い出したり、なんだかココロがキレイになった気がする。
私もまだまだ、何か出来るのかもしれない。